圏外で書き溜めてみる。

地下でもマクドナルドならWiFiがあるから、と思って入ったら圏外。ある意味電波から守られたエリアなので、思う存分長文を書こうと思った。
ネットにつなげずに文章を書くなんて何の問題もないと思っていたが、いつも論拠をネットに頼っている自分に気づく。
文章は筆記具や書く環境によって左右されてはならない、言いたいことは頭でちゃんとまとめてから書くように、と学校で教わったが、そんなことは無理だと気がついたのは本当に最近だ。
大体、作家は場所や物に難癖つけるのが仕事みたいなもんじゃないか。
作家先生がそんななんだから、一般の人に強いるのは理不尽な話じゃないか。
バルトは言語体と文体以外に、エクリチュールなんてものを持ち出して、個人が書きうる文章には本人が選び取れない部分(言語体)と使い分けることができる部分(文体とエクリチュール)がある、とかなんとか書いてたけど(うろ覚え、こういうときにネットがないと困る・・・)、ネットなし&iPhoneのソフトウェアキーボードって環境は、自分の書きたい文章からちょっと外れるという意味では選び取れないと言えるし、自分で入力の都合のいいように選び取っているとも言える。
そもそもスクロールを多様しないと文の全体が見えないのも、文章には大きな影響があるわけで、繰り返し同じ表現が続いていることに気がつかないことも多い。これも恥ずかしいかもしれない。
とにかく、ここまで入力するだけで何分かかってるんだ、ってくらい時間がかかっている。
iPhone、コピペもいいけどカーソルキーが欲しい。